Miix 2 8 ですが、「スリープから復帰するとタッチパネルが動作しない」という事が多々発生しております。
いつもはキーボードやマウスを繋いで再起動する事で動作していましたが、再起動しても全く動作しなくなりました。
色々調べると、内部の配線の接触不良なども原因としてあるみたい。
ウチの「Miix 2 8」は昨年の1月に購入したので、メーカー保証の1年も過ぎましたし、この際、内部のケーブルを確認してみようということで、裏蓋を開けてみました。
その手順を紹介。(紹介写真はクリックする事で大きな写真で表示されます。)
もちろん裏蓋を開けるとメーカー保証等は切れると思いますので、その点はご注意を。
電源は切っておきます。SDカードも挿入している場合は取り外しておいた方が作業は行いやすいです。
SDカードを取り外す際に、カバーの内部を確認してみましょう。爪が見えるはずです。
この形状の爪が本体左右に数カ所ありますので、裏蓋を開ける際の予備知識として頭に入れておきましょう。
裏蓋は固定している爪の形の都合で、カメラのある方(本体の上に当たる部分)から開けていきます。
写真の丸の位置辺りに指のツメを立てれば少し開きます。そんなに固くはありません。固くはないので、どこかのお店のちょっと強度のあるポイントカード等を利用するのもいいかもしれません。
本体の上から下に向けてゆっくり少しずつ側面の爪を外していきます。
写真のような感じでパカッと裏蓋が外れていきます。
裏蓋の下部の爪は写真参照。この形状ですので、カメラのある方(本体上部)から開ける必要があります。
開いた状態。裏蓋にケーブル等はないので、完全に分離します。
「MB」と「TS」と書かれたフィルムケーブルに注目。このケーブルが抜けていたり、接触不良だったりするケースが多いみたいです。
それもそのはず、その間のビニールテープの下で、2つのケーブルが重なって押し付けられることで干渉し合っています。
このケーブルを上手くまとめて差し直します。
ケーブルの外し方ですが、黒いプラスチックの端を指のツメ等で上に上げれば黒い部分のロックが上に外れます。この状態で抜き差し可能です。
「MB」、「TS」共に同じ要領でケーブルの抜き差しが出来ます。
作業にかかる時間は10分から15分程度でしょうか。
内部ケーブルに不安がある様な方は軽くチェックしても良いかもしれません。
ですが、分解は自己責任で。
タブレットで持ち運びますし、カバンに入れていたりしてもそれなりの衝撃は受けていると思います。
おまけに内部では2つのケーブルが重なり合って干渉していますので、1年も使っているとケーブルが抜けてくるような事も起こるのかもしれません。
ただ、購入した時からちょくちょくスリープ復帰でタッチパネルが動作しない状況が起こっていました。その際は再起動で直ったりしてました。
今回は再起動でも直らなかったためケーブルの確認をしましたが、このタッチパネルの問題はケーブルだけの問題とは考えられない気もします。
タッチパネルのドライバ等に問題があるのかもしれません。
また同じようにスリープから復帰した際にタッチパネルが動かない症状が出た場合に改めて調べてみることにします。
コメント
有用な解説をありがとうございます。時々、不調になる際に爪の位置を確認する時に利用させていただいてます。
ケーブルを外す説明を補足しておきます。記事に反映していただければ幸いです。
フラットケーブルの外し方ですが、黒いプラスチックを起こす仕組みになっているのでケーブルが差し込まれている側の黒いプラスチックの端を指のツメ等で上に起こすと黒い部分のロックが写真のように上に起こせます。(黄色い上向き矢印の右側のグレイに写っている部分が起こした状態です。
MBのシールが貼られた部分がフラットケーブルの抜き差し用のタブなので、ゆっくりと引くとフラットケーブルが抜けます。なお、フラットケーブルには白い線が印刷されていますので差し込み直すときの目安になります。
タッチパネルの不具合はフラットケーブルが見た目上は外れていなくても、抜き差しすることで治る場合があります。