30年ぐらい前に大ブームとなった「ゲームブック」。
その代表作とも言われている「ドルアーガの塔」3部作が「Kindle」で復活しました。
「鈴木直人」著の「ドルアーガの塔」。
ウチも書籍で持っていました。今でも手元にあります。
3部作はそれぞれ以下の書籍です。
・悪魔に魅せられし者(1986年7月31日 刊行)
・魔宮の勇者たち(1986年10月31日 刊行)
・魔界の滅亡(1986年12月21日 刊行)
1作目の「悪魔に魅せられし者」から、すでに30年が経過しているんですね。
「ドルアーガの塔」は60階まであり、1冊20階ずつの内容となっています。
「Kindle」で発売開始になったのが2016年3月1日。
早速、購入してみました。
▼ 悪魔に魅せられし者 Kindle価格 400円
▼ 魔宮の勇者たち Kindle価格 400円
▼ 魔界の滅亡 Kindle価格 500円
3冊共に「Kindleオーナーライブラリーの対象商品」ですので、Amazonプライム会員のお客様は、Kindle端末上で無料で読むことができます。(ただし、オーナーライブラリーは月1冊までなので、全てを無料で読むには3ヶ月かかることになります。)
3冊まとめて購入すると 1300円です。
書籍は「東京創元社」からの発売でしたが、「Kindle」版は「幻想迷宮書店」からの発売となっています。
2008年、創土社より復刊され、いくつか追加要素が盛り込まれた。本書は創土社版をベースに、さらに若干の修正を施したもの。
上記のような説明もありました。
早速、読んでみます。
と、、、その前に、、、、
「幻想迷宮書店」のサイトから、「アドベンチャーシート」をダウンロードして、印刷しておきましょう。
→ http://gensoumeikyuu.com(幻想迷宮書店のサイト)
「ドルアーガの塔」3部作についての紹介もあります。
各サイトでアドベンチャーシートのPDFファイルがダウンロードできます。
というのも、「Kindle」の電子書籍にはアドベンチャーシートは付いていません。あ、それから、このゲームブックをプレイするためには、他に「サイコロ 2個」が必要となります。
アドベンチャーシートも、紙媒体の書籍と比べると、かなり変わりました。
では、電子書籍を確認していきましょう。
表紙です。
目次です。
文章は以下のような感じとなっています。
パラグラフの移動は、ページのリンクがあり、タップすることで、そのパラグラフにジャンプします。
この辺は電子書籍の強みですね。紙の本のように、ページをめくる必要がありません。
その分、以前のパラグラフに指を挟んで、ズルをする、、、なんて、昔よくやった「高等テクニック??」を使うこともできません。
当然のことながら、ページをどんどんジャンプしますので、「Kindle」の左下に表示される「読み終えるまでの時間の目安」は全く当てになりません。
挿絵のページもしっかりとあります。
そして、本の最後には、各パラグラフへのリンクページもありました。
本のデータサイズですが、それぞれ以下の通りです。
・悪魔に魅せられし者:11431KB(約 11MB):パラグラフ数 500
・魔宮の勇者たち:13215KB(約 13MB):パラグラフ数 500
・魔界の滅亡:16708KB(約 16MB):パラグラフ数 790
電子書籍のコミックと比べるとデータサイズは小さいですが、通常の文庫と比べると大きめです。
印刷した「アドベンチャーシート」と「サイコロ2個」で「メスロン」や「タウロス」と大冒険。
ゲームブックを知らない世代の人にも、読んでもらいたい本です。
当時はコンピューターゲームが今ほど一般的ではありませんでしたし、ファミコンなどを持ってても、そんなにソフトを買うことはできませんでした。
そのため、ゲームブックが大流行したのかもしれません。
きっと、今回の「Kindle」化を喜んでいる往年のゲームブックファンがたくさんいる、、、と思いたい。
他の「東京創元社」のゲームブックも「Kindle」で電子書籍化してもらいたいものです。
「紅蓮の騎士」とか、「ワルキューレの冒険」3部作とか、好きだったんですよ。
「ネバーランドのリンゴ」とか、「ニフルハイムのユリ」は、、、、まぁ、いいや。パラグラフが「1000」というのがウリだったけど、後半のパラグラフは、アレだったなぁ。