先日、香港に行って、ソーラー充電モバイルバッテリーを購入してきました。
表面にソーラーパネルが付いていて、太陽光での充電が可能です。
表面、背面はプラスチック素材、側面はラバー、USBポート部分にはラバーのカバーがついています。
パッと見ると、防水仕様のようにも見えます。
もちろん、通常のモバイルバッテリーのようにUSB電源からの充電も可能です。
繁華街の露天で買いました。
Tシャツとか、お土産品とか、色々な物が売っている露店街です。
その中に、「100香港ドル」=「約1500円」で売ってました。
側面には、LEDライトも付いています。
左側面に充電用のUSBポートがあり、供給用のUSBポートは左右側面に1つずつ、2ポートあります。
このモバイルバッテリーの性能を確認してみます。
本体裏面の表記によると、、、
▼ リチウムポリマーバッテリー:5000mAh
▼ Solar charging:5V/200mA
▼ Input:DC 5V/1A
▼ Output:DC 5V/2×1A
ソーラーチャージャーは、「200mA」ですので、通常の電源での充電「1A」と比べて、理論上は5倍の時間がかかることになります。
天候の光の量によっても異なると思いますので、充電能力は、そこまで良くありません。パネルが小さいですので、これはしょうがないところ。
ソーラーパネルで充電中は、緑のLEDが点灯します。
動作チェックのため、電源からバッテリーをフル充電して、タブレットマシンに供給してみました。
「3500mAh」の容量のタブレットを充電すると、「60%」程度充電したところで、モバイルバッテリーが空になってしまいました。
このモバイルバッテリーは「5000mAh」の容量がありますので、電源供給のロスの分があったとしても、1回はフル充電できるはずです。
これは、、、「中国製によくある容量詐称商品か??」と不安がよぎります。
なにせ、香港の露天で買ったものですから。
再度、充電してチェックしても、結果は同じです。
「5000mAh」ではなく、「その半分程度ではないか??」と予想されます。
そのため、分解して中を確認してみることにしました。
案外、簡単に分解できました。
開けてみると単純な作りです。
バッテリーは記載通り「リチウムポリマーバッテリー」ですが、、、、「5000mAh」という割にはバッテリーのサイズが小さいのではないか?? と感じました。
そこで、バッテリーを調べてみると、、、、
「2300mAh」の文字、、、、
(黄色いのはバッテリー固定用のテープです。)
や、、やられた、、、、
予想通り、半分のバッテリー容量でした。
「2300mAh」でしたら、スマートフォンの充電 1.5回分ぐらいの容量です。
モバイルバッテリーの大きさと比べて、容量が小さいので持ち運ぶ気も失せます。
▼ 左:ダンボーバッテリー 3000mAh
▼ 右:ソーラーバッテリー 2300mAh
普通、持ち運ぼうと思いませんよね。カタログ通り、「5000mAh」でしたら良かったんですが。
ということで、車の中に乗せておいて、予備用として使うことにしました。車内であれば、晴れた時に充電もできるでしょうし。
このソーラーバッテリーについては、残念な結果となりました。
でも、旅行に行って買ったものだから、いいか、、、
「1500円」という金額も絶妙で、あまり損をしたという気にもなりません。
しばらく使って、バッテリーがヘタってきた頃に、容量の大きな「リチウムポリマーバッテリー」に付け替えてもいいのかな?? と思ったりもしています。
それから、防水能力ですが、ゴム素材が側面にあるので、小雨などのある程度の防水能力はありそうです。
ただし、「電源部」や「LEDランプ」の部分は中にゴム素材を配置して防水、、、というような加工ではありませんでしたので、水没などは御法度だと思います。
今回は「中国製製品の洗礼」を受けてしまいました。
でも、これはこれで、面白かったです。
肝心の太陽光での充電ですが、晴れた日に2日間充電して2メモリ(4メモリ中)増えましたので、2日間で「1000mAh」程度充電されたようです。太陽光の充電はあまり期待できる数値ではありません。
「Amazon」や「楽天市場」等の通販サイトでも、同じような商品が売っていますが、こちらは大丈夫なのでしょうか??
ちょっと気になるところです。