元SMAPの「72時間ホンネテレビ」で一躍認知度の上がってきた「AbemaTV」
ぼーっと「ながら見」などをするのにちょうど良かったりします。
そんな「AbemaTV」に「通信節約モード」が追加されました。
通常の約50%以上データ通信量を節約できるというのがポイントです。
これまでの、最高画質、高画質、中画質、低画質、最低画質の5種類に加えて、6種類目が追加されたことになります。
AbemaTVによると、データ使用量は以下の画像の通りです。
今回追加された「通信節約モード」は「1GB」で約10時間も見れるようなので、もしかしたら低速SIMでも使用できるのではないか?? と思い、試して見ました。
今回「DMMモバイル」の低速回線「200Kbps」の環境を利用しました。
▼ 理論上の速度、容量計算
「通信節約モード」で動画を再生するためにはどれくらいの速度があればいいのかを検証しました。
ざっと計算をしてみます。
「10時間の再生 → 約1GB」を元に、1秒間にどのくらいのデータ通信が必要なのかを計算します。
・10時間 → 1GB
・1時間 → 1GB/10 = 0.1GB = 100MB
・1分 → 100MB/60 = 1.67MB
・1秒 → 1.66MB/60 = 0.028MB
つまり、1秒間に「0.028MB」のデータ受信ができれがよさそうです。
ここで今回試す「DMMモバイル」の低速回線「200kbps」が1秒間にどれくらいのデータを受信できるかを計算します。
「kbps」とは、どんな単位なのか?? ということを知る必要があります。
「kilo bit per second」の頭文字の略で、1秒につき何ビットのデータ転送ができるかを表す単位です。
「200kbps」の場合、1秒間に200kビットのデータを転送できるという意味になります。
ここで、ややこしい問題があるのですが、上記で計算した1秒間に必要な容量「0.028MB」と転送できる速度の単位「200kbps」は比べることができません。
「MB」→ メガバイト
「kbps」 → キロビットパーセカンド
同じ「B:b」でも「バイト」と「ビット」で単位が違うので比べられません。
「200kbps → 0.2MB」と単純に変換するわけにはいかないのです。
ここがややこしいところ。
例えるなら、、、
毎秒0.1リットルの水のでる水道で、一升瓶を満タンにするには??
というような計算をするようなものです。
ということで、単位を合わせていきます。
一般的には「8ビット=1バイト」とされています。
これに「200kbps」を当てはめると、、、、
1秒間に「200kビット」 → 1秒間に「25kバイト」 = 「0.025Mバイト」となります。
計算が終わったところでようやく比較ができるようになりました。
再生に必要な1秒間に必要な容量「0.028MB」、「200kbps」の1秒間の通信速度「0.025MB」
この数値から考えると、少し通信速度が遅いようです。スムーズな再生は難しそうです。
「200kbps」の速度が出るといっても、混雑した時間などは速度が落ちますし、、、、
まぁ、とりあえず再生を行ってみます。
「Android」搭載のスマホで、「3G」回線にて試しました。(SIMを入れているのが4G/LTEに対応していないスマホなので、、、)
まずは、「AbemaTV」の画質設定を「通信節約モード」に変更します。
次に「DMMモバイル」の高速モードを「OFF」にしました。
「Abema news」を再生してみました。
「22〜23時」頃に視聴してみました。
画質は荒いですが、再生されました。
でも、15秒ぐらい毎に、映像が1秒ほど止まります。
通信速度が足りていないのでしょう。
少しストレスがありますが、見れない程ではありません。
「通信節約モード」って、案外良いかもしれません。
深夜から早朝などの混雑せずに比較的速度の出やすい時間であれば、それなりに快適に見れるかもしれません。
速度の出ない「昼休み」や「夕方〜」の時間帯はストレスだらけになるかもしれません。
とは言っても、「DMMモバイル」は低速回線時に「3日間で366MB」の通信制限があるので、見放題というような使い方はできませんけどね。
参考になれば幸いです。