「Core m3-8100Y」CPU搭載の「GPD Pocket 2」を入手したので、色々なゲームのベンチマークを試してみることにしました。
▼ GPD Pocket 2(Core m3-8100Y版)を入手しました (2019年6月26日の話題)
2015年に、「Core M-5Y10」CPUを搭載した「TransBook T300CHI」でゲームのベンチマークテストを行なっていますので、比べる形で話題にしていきます。
▼ 「Core M-5Y10」で色々なゲームのベンチマークを試してみる (2015年9月24日の話題)
まずは、それぞれのマシンの確認から。
▼ GPD Pocket 2
・CPU:Core m3-8100Y
・メモリ容量:8GB
・OS:Windows 10 64ビット
第8世代(Amber Lake)の「Intel Core」プロセッサシリーズです。
▼ TransBook T300CHI
・CPU:Core M-5Y10
・メモリ容量:4GB
・OS:Windows 8.1 64ビット
第5世代(Broadwell)の「Intel Core」プロセッサシリーズです。
CPUに3世代の違いがあるので、違いも大きそうです。
「TransBook T300CHI」については、前回の結果を転用しています。
「GPD Pocket 2」については、OSリカバリを行い、特に何も設定変更を行なっていない状況で動かしています。
電源は繋がずに「バッテリー起動」でのチェックです。
電源モードは、「バッテリー:より良いバッテリー」でチェックです。
比較できるように、2015年にベンチマークを行った設定と同じ状況でチェックしています。
▼ モンスターハンターフロンティア
MHFベンチマークです。第3弾の「大討伐」です。
設定は以下の通り。
解像度:1280×720
フルスクリーン:OFF
比較値:1500程度(Core M-5Y10)
ループで何度か試した結果、、、
「2600」程度でした。(Core m3-8100Y)
軽く「Core M-5Y10」の数値を超えました。
「Core m3-8100Y」ってスゴいな、、、という印象を受けました。
他のベンチマーク結果にも期待が持てそうです。
このソフトについては、2019年末でサービスが終了する予定となっているので、今更プレイしなくても良い気がします。
▼ PHANTASY STAR ONLINE 2
ファンタシースターオンライン2(PSO2)のベンチマークです。
前回は、「PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0」で行いましたが、今回は「PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」です。
設定は以下の通り。
簡易描画設定:3
解像度:1280×720
ウインドウモード:ウインドウモード表示
比較値:618(Core M-5Y10)
(PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0でのスコア)
結果は「1424」(Core m3-8100Y)
やはり、ちょっと厳しいか、、、
ということで、「簡易描画設定」を最低の「1」に下げてみます。
簡易描画設定:1
解像度:1280×720
ウィンドウモード:ウインドウモード表示
結果は「8846」(Core m3-8100Y)
画質にさえこだわらなければ、十分に遊べますね。
まぁ、7インチPCで、画質にこだわってもしょうがないと思いますが、、、
▼ BIOHAZARD 6
BIOHAZARD 6(バイオハザード6)のベンチマークです。
設定は以下の通り。
解像度:1280×720
フルスクリーン:OFF
モーションブラー:ON
影品質:中
テクスチャ品質:中
画面クオリティ:中
比較値:998(Core M-5Y10)
結果は「1587」(Core m3-8100Y)
この設定では、満足な数値はでませんでした。
そこで、設定を最低にしてみます。
解像度:640×480
フルスクリーン:OFF
モーションブラー:ON
影品質:低
テクスチャ品質:低
画面クオリティ:低
比較値:1763(Core M-5Y10)
スコアは「2939」でした。(Core m3-8100Y)
これだと、なんとか遊べそうな数値です。
▼ STREET FIGHTER 4
STREET FIGHTER 4(ストリートファイター4)を試します。
設定は以下の通り。
解像度:1280×720
フレームレート:可変
比較値:判定「D」(Core M-5Y10)
判定は「B」(Core m3-8100Y)
このままで十分遊べます。
▼ FINAL FANTASY 14
最後に、FINAL FANTASY 14(ファイナルファンタジー14)です。
まずはデフォルトの設定から。
グラフィック設定:高品質(ノートPC)
解像度:1280×720
スクリーンモード設定:ウインドウモード
比較値:1200(Core M-5Y10)
結果は「1641:設定変更を推奨」(Core m3-8100Y)
相変わらず、ベンチマークのムービーが長いな、、、と感じます。ベンチマークで待ちくたびれてしまいます。
「Core M-5Y10」よりも数値は良いですが、遊べるレベルではなさそうです。
品質を落としてみます。
標準品質(ノートPC)で、解像度を最低の1280×768にします。
グラフィック設定:標準品質(ノートPC)
解像度:1024×768
比較値:1504(Core M-5Y10)
結果は「2359:普通」(Core m3-8100Y)
「普通」と出た!
設定を落とせば、FF14もプレイ可能なようです。
今回は、第5世代(Broadwell)の「Intel Core M-5Y10」と比較する形でベンチマークを試してみました。
同じモバイル機器用のCPUでの比較ですが、4年前と比べて格段に性能が上がっています。
電源をつないで、パフォーマンス重視の設定にすれば、もっとスコアは伸びるかもしれません。
ちなみに、ゲームのベンチマークチェック中はマシンの底面が、かなり熱を持ちます。
発熱によっては、ゲーム中にパフォーマンスの低下などが起きる可能性もありそうです。
次回は、他のベンチマークソフトを使ってチェックを行ってみます。