「Core m3-8100Y」CPU搭載の「GPD Pocket 2」のゲームのベンチマークテストの2回目の話題。
前回は、第5世代(Broadwell)の「Core m3-8100Y」と、第8世代(Amber Lake)の「Core m3-8100Y」を比較する形でテストしました。
▼ 「Core m3-8100Y」で色々なゲームのベンチマークを試してみる(その1) (2019年6月26日の話題)
今回は、「GPD Pocket 2」で、その他のベンチマークテストをいくつか行ってみました。
まずは、マシンの確認。
▼ GPD Pocket 2
・CPU:Core m3-8100Y
・メモリ容量:8GB
・OS:Windows 10 64ビット
第8世代(Amber Lake)の「Intel Core」プロセッサシリーズ搭載のマシンです。
「GPD Pocket 2」については、OSリカバリを行い、特に何も設定変更を行なっていない状況で動かしています。
電源は繋がずに「バッテリー起動」でのチェックです。
電源モードは、「バッテリー:より良いバッテリー」でチェックです。
▼ FINAL FANTASY 15
FINAL FANTASY 14(ファイナルファンタジー14)は、最低の設定で「普通」のスコアが表示されましたが、15はどうでしょうか??
まずは、標準の設定で試してみます。
・標準画質
・1920×1080
・ウィンドウ
どう考えても無茶な設定です。
それでも、なんとかテストは完走し、、、
「336:動作困難」というスコアが出ました。
ベンチマークテストを完走しただけでも凄いのかもしれない、、、
次に、設定を最低に落として試してみます。
・軽量品質
・1280×720
・ウィンドウ
若干スコアが上がって「686:動作困難」
最低の状態でも、FF15をプレイすることは不可能なようです。
ベンチマークテストのムービーですらガクガクで、ロードを含め、かなり時間がかかりました。
▼ 3D Mark
次に、海外でよくビデオカードのベンチマークの指標としても用いられている「3D Mark」を試してみました。
ゲーミングPC用向けとして「Time Spy」が推奨されていましたので、そちらでチェックをしました。
結果は、、、
「246」というスコアでした。
「3D Mark」のサイトで確認したところ、「Better than 1% of all results」という表記が、、、
ベンチマークを行ったマシンで、下から数えて1%程度の性能ということですね。
そりゃ、そうなるでしょうね。
「GPD Pocket 2」は「UMPC:ウルトラモバイルPC」なんですから。
ついでに、家庭用PC向けの「Night Raid」でも試してみました。
結果は、、、
「2641」というスコアでした。
標準的なノートPCと比べても劣る数値です。
▼ SteamVR Performance Test
ダメ元で、「SteamVR Performance Test」も試してみました。
もしかしたら、VRゲームもいけるか?? と思ったのですが、結果は惨敗でした。
「VR 使用不可」の判定です。
やはり、「UMPC」でVRは無理ですね。
▼ ドラゴンクエストX
最後に、「ドラゴンクエストX」のベンチマーク。
標準の設定で試してみます。
グラフィック設定:標準品質
解像度:1280×720
表示方法:ウィンドウ
「4473:普通」の評価でした。
次に、最高の設定で試しみました。
グラフィック設定:最高品質
解像度:1920×1080
表示方法:ウィンドウ
「2029:やや重い」
ドラクエXであれば、問題なく動作します。
解像度を下げて、最高品質で遊ぶ、、、という選択肢もありそうです。
各ベンチマークテストについては、電源をつないで、パフォーマンス重視の設定にすれば、もっとスコアは伸びるかもしれません。
ちなみに、ゲームのベンチマークチェック中はマシンの底面が、かなり熱を持ちます。
特に、FF15のベンチマーク中は、マシンが無理しているのがわかるくらい発熱していました。
「UMPC」の性能も、年々上がってきています。
さらに3年後ぐらいには、「UMPC」でFF15が動くようになるのかもしれません。