Android版 DCエミュレーター「Redream」
以前、PC(Windows / Mac 等)版の「Dreamcat」のエミュレーター「Redream」について話題にしました。
▶︎▶︎ DCエミュレーター「Redream」が結構良いぞ(GPD Pocket 2 m3-8100Y)(2019年7月4日)
この「Redream」ですが、Android版も良くできています。
今回は、そちらについて取り上げようと思います。
公式サイトは、以下のリンクからどうぞ。
▼ https://redream.io(Rederam 公式サイト)
以前話題にした時は、「80%以上」のソフトが可能と表記されていましたが、現在では「96.14%」と記載されています。
ほとんどのソフトが動くと考えて良いみたい。(最後までクリアできるかどうかは不明でしょうけど。)
今回は、Android版について、動作を試してみたので、その話題です。
使用したマシンは「Pixel 3 XL」です。
SOC:Snapdragon 845、メモリ(RAM):4GBのスマートフォンです。
「Google Play」ストアにアプリケーションがありますので、まずはインストール。
「Redream」で検索すれば、出てくるはずです。
アプリの評価は「3.9」、デキの割には、低い気がする。
ともかく、起動してみます。
動作
無料版の「Lite」と、有料版の「Premium」が用意されていて、違いは、レンダリング解像度の変更の有無、テクスチャの変更の有無のようです。
有料版は「6ドル」が必要となります。
今回は、「Lite」バージョンを利用しています。
起動後、「LIBRARY」で「ROM」のあるフォルダを設定するだけで、OK。
ゲームを勝手に見つけてくれて、画面上にソフトの画像がリスト形式で表示されます。
今回、試したのは、以下の4本。
「サクラ大戦3」を動かしてみます。(左上にフレームレートを表示しています。)
【サクラ大戦3 オープニング BIOS無し】
問題無く動きました。
さて、ここで、このアプリのデータについて。
どこアプリケーションのデータがあるのか?? というと、、、
本体ストレージ > Android > data > io.recompiled.redream > files
この「files」の中に、データファイルがあります。
このフォルダ内に、BIOSを置くことで、BIOSを利用した起動が可能となります。
(このアプリケーションについては、BIOS無しでも動作します。)
BIOSは、「dc_bios.bin」→「boot.bin」に名称が必要です。
見て判るように「readream.cfg」が設定ファイル、「vmu0〜4.bin」はセーブ用のビジュアルメモリファイルになります。
「BIOS」の有無についてですが、前回話題にしたときと同じく、「超鋼戦紀キカイオー」のソフトで会話の表示の違いがありました。
【超鋼戦紀キカイオー 会話 BIOS無し】
【超鋼戦紀キカイオー 会話 / 戦闘 BIOS有り】
再現度はBIOS有りの方が上のようです。
BIOSがあると、起動時に「Dreamcast」のロゴが表示されるので、それも嬉しいところ。
今回試したソフトは、どれも実機と同じレベルで動作しました。
タッチパッドでの操作のため、ダメダメプレイですが、動画を置いておきますので、ご参考になれば。
参考ムービー
【クレイジータクシー BIOS有り】
【機動戦士ガンダム 連邦VSジオン DX BIOS有り】
ビジュアルメモリ機能が不要のゲームであれば、問題無く遊ぶことができます。
スマホで、これだけ動けば十分ですよね。
数年前のSOC「Snapdragon 845」で、こんな感じなので、現在のミドルクラスのスマートフォンでしたら、まず動作するんじゃないかと思います。
アクション系の操作の忙しいゲームはタッチパッド操作では難しいですが、RPGやアドベンチャーゲームなら、十分に遊べそう。
操作の忙しいゲームでも、「Bluetooth」のコントローラーなんかを用意すると、楽しく遊べそうです。